☆Favorite Musician 全音源コレクティング邦楽編第7回:BIKE~THE COLLECTORS(~2010)
孤高とはまさにコレクターズにふさわしい言葉で、デビュー時から、モッズを愛し、姿かたち、音楽、そして精神までモッズだったので、デビューして30年間、核がぶれない。こういうバンドは他にはない。この日本でモッズ・シーンは一部のものでしかなく、ファンは熱狂的に支持してきたが、絶対量は増えない。そのため、コレクターズがメジャー・シーンに躍り出ることはなかった。しかし多くのバンドに今もリスペクトされているのは、...
View Article☆Favorite Musician 全音源コレクティング邦楽編第8回:こども番組等の冨田勲(シンセサイザー除外)
ロック・バンドのレジェンドが続いていきなり冨田勲では驚かれたことだろう。ただし私は冨田を「世界のTOMITA」として名を知らしめた「シンセサイザーの冨田」にはまったく関心がない。1974年の『月の光』以降4枚連続全米で大ヒット、高い評価を受けたが、1枚もこのシンセのアルバムは持っていない。好きなのはその前の、子供番組、特に手塚治虫の「ジャングル大帝」「リボンの騎士」などアニメーションの音楽を担当して...
View Article☆Favorite Musician 全音源コレクティング邦楽編第9回:荒井由実―松任谷由実
日本のミュージシャンで真の天才と確信しているのは3人だけだ。山下達郎、大滝詠一、そして今回特集する松任谷由実で、この3人の作曲センスは、他の日本のミュージシャンとは比較にならないほど凌駕していて、なおかつその才能が40年以上も維持されているという奇跡のミュージシャン達なのだ。ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー&キース・リチャーズ、ピート・タウンゼンド、レイ・デーヴィス、間に長い休みはあ...
View Article☆Favorite Musician 全音源コレクティング邦楽編第10回:大滝詠一(はっぴいえんど含む)
さて、いよいよオオトリの大滝詠一の全音源リストの紹介である。山下達郎・大滝詠一のどちらにしようかと思ったが、やはり実績からいっても今回が大滝、オーラスは山下が順当だろう。大滝に関してはナイアガラの信者が山ほどいて、様々な本も出ているので、リストは新鮮味に欠けるだろうが、音源コレクターの私なので、実際に聴いて違いがあるものを全て分かるようにリスト化した。レア盤かどうかは関係ない。大滝の場合、亡くなった...
View Article☆Favorite Musician 全音源コレクティング邦楽編第11回:山下達郎(SUGAR BABE含む)
自分は長い間邦楽を聴いていなかった。このガイドの第6回で、リアルタイムで期待したGAROが僅か1年で商業化して堕落したのを見て、1973年に邦楽を捨ててしまった。これが大失敗で、私の最も好きな邦楽のレジェンド3人、最終回を飾る今回の山下達郎、大滝詠一、荒井由実をリアルタイムで聴けなかったのだ。大学時代の友人が、BeatlesやBeach...
View ArticleRYUTist 『柳都芸妓』(PENGUIN DISC/PGDC-0005)
昨年セカンド・アルバム『日本海夕日ライン』をこちらで紹介した女性4人組アイドル・グループ、RYUTist(りゅーてぃすと)が、8月1日にサード・アルバム『柳都芸妓(りゅうとげいぎ)』をリリースした。前作同様に所謂アイドル・アルバムとは一線を画しており、音楽通をも唸らせるソングライティングとサウンドは健在で、筆者も音源を入手してから常に聴き込んでいる程だ。前作以上にギター・ポップやソフトロックの要素が...
View ArticleBEACH BOYS 『Spirit of America / Boogie Woodie』 (Capitol Custom)
筆者の20年来の友人がビーチ・ボーイズのレア・アイテム・コレクターをしており、最近63年のプロモ・7インチ盤『Spirit of America / Boogie Woodie』をピクチャースリーブ込みで入手した。同盤は弊誌編集の『The Beach Boys Complete Revised Edition』(2012年12月...
View Article☆Favorite Composer 全音源コレクティング第1回:ROGER NICHOLS(~1983)
自分にとって最も好みの曲を書くコンポーザーが3人いる。それがロジャー・ニコルス、テディ・ランダッツォ、そしてトニー・マコウレイの3人だ。この中でテディ・ランダッツォは1964~1968年の期限付きで、その前後に興味はやい。他の2人にも旬があり、1980年以降の音源には曲作りの冴えが乏しく感じられるためコレクティングの対象から外している。この中で最も実績があるのはトニー・マコウレイなので、たった3回だ...
View Article☆Favorite Composer 全音源コレクティング第2回:TEDDY RANDAZZO(1964~1968)
さて、この1964年~1968年にテディ・ランダッツォが作曲、そしてプロデュースまでした曲は、そのほとんどが他に例を見ない傑作である。もう1回聴いてこのテディ・ダンダッツォ・マジックにハマってしまうと、抜け出せない。自分のように徹底的に集めてしまう「同士」も多い。このテディは、バリー・マンの「The Way Of A...
View Article☆Favorite Composer 全音源コレクティング第3回:TONY MACAULAY(~1979)
トニー・マコウレイは実績、実力ともに第1回のロジャー・ニコルス、第2回のテディ・ランダッツォとはレベルが違うイギリスを代表する偉大なソングライターだ。全英トップ20ヒットを38曲も書き、他のソングライターもぶっちぎるこの数字、あのレノン=マッカートニーでも27曲なのだからその凄さが分かるだろう。トニー・マコウレイのデビューは1966年、サンドラ・バリーのシングルで『Buttercups &...
View Article☆Favorite Musician 全音源コレクティング第1回:Curt Boettcher Related Works Part1
カート・ベッチャーはコーラス・アレンジの天才である。独特で誰もカートの領域に近づけなかった。一方、ミレニウムやボールルームを中心となって作り、サンディ・サルスベリ―、リー・マロリー、マイケル・フェネリー、ミシェル・オマリーらの優秀なソングライターをメンバーにしたことで膨大なデモテープを残した。その中からいい曲をゲイリー・アッシャーはチョイスしてアレンジを加えサジタリアス(1st)でリリースする。そし...
View Article☆Favorite Musician 全音源コレクティング第2回:Curt Boettcher Related Works Part.2
ここからがカート・ベッチャーの最もコアなワークスだ。Part.1はみなCD化されているが、Part.2のシングル担当編は1965年、1966年、1967年、1969年~1970年の大半がCD化されていない。アルバムでも未CD化のものが残されている。今回はそのコアな部分について詳細に紹介していこう。 ★1964~1966年 Goldebriars、Summer’s Children、Curt...
View Article☆Favorite Musician 全音源コレクティング第3回:Bruce Johnston Related Works
ブルース・ジョンストンが通っていたLAのユニヴァーシティ高校は、ジャン・ベリー、ディーン・トーレンス、サンディ・ネルソン、ナンシー・シナトラ、キム・フォーリー、ディック&ディー・ディーなどが通っていた芸能校で、ブルースもすぐに音楽活動を開始した。1958年リリースのキップ・テイラー&ザ・フリップス(Kip Tyler And The Flips)のシングルShe’s My Witch/Rumble...
View Article『Best Of The Pen Friend Club 2012-2017』(サザナミ・レーベル/SZDW1040) 平川雄一インタビュー
2月8日に4thアルバム『Wonderful World Of The Pen Friend...
View Article☆Rolling Stones:『Sticky Fingers Live At Fonda Theatre 2015(From The...
ローリング・ストーンズは大規模ツアーの前に、小規模な会場で密かにウォームアップギグを開催してきたが(古くは1977年の『Love You Live』のエル・モガンボが皮切り)、2015年の北米ツアーの前の2015年5月20日に、席数が1200人というごく小規模のフォンダシアターでこのライブが行われた。今までのスモール・ギグとは全く違うのは、今回は名盤『Sticky...
View Article☆Jigsaw:『Letherslade Farm+11』(Solid/CDSOL1799)☆Jigsaw:『Broken Hearted &...
UKロックバンドのジグソーだが、私は『ソフトロック A to...
View Article今年2回目の地球最後の秘境ギアナ高地を取材したTV番組「秘境ギアナ高地魔の山アウヤンテプイ」」を見る。ギアナ高地に惚れ込み30年間特番を見続けている。前に...
今年になって「ここ3年、取材がなかった私の永遠の憧れの地、ギアナ高地の取材番組が先日NHKBSプレミアムで、「桐谷健太...
View ArticleThe Bookmarcs:『BOOKMARC MUSIC』 (FLY HIGH RECORDS/ VSCF-1763) リリース・インタビュー
昨年紹介した小林しの『Looking for a key』(16年2月)のレーベル・プロデュースやWebVANDAの対談でもお馴染みのミュージシャンの近藤健太郎と、歌謡曲の楽曲提供をはじめ映画やTV番組の劇伴、リラクシングギターのアルバム・リリースなど幅広いフィールドで活躍する作編曲家の洞澤徹によるユニット、The...
View Article島全体が極上ビーチで覆われ、外国人観光客も押し寄せていない手付かずの唯一の楽園が「与論島」だ。息子が行って撮影してきた写真を見ながら紹介しよう。
下の息子が職場の夏休みを使って与論島から帰ってきた。4泊5日、内2泊3日は与論である。与論島は、聖域だった八重山・宮古が外国人観光客の急増などで今までの特別な地位を失いつつある中、残された最後の楽園だ。2年前に奇跡的に自分は車椅子で与論へ行けたのだが、1泊2日では行きたい場所の半分も回れず、行けなかった場所を中心に息子に撮影してもらってきた。さっそくその写真をご覧いただきたい。「ウドノスビーチ」での...
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